脚を細くしたい人向けの体幹・ランニングフォーム

ボディメイク目的で皇居周りを走るようになったCさん。最初こそ順調に効果が出ていると感じていましたが、ある時から太ももが太くなってきたような気がする…それどころかふくらはぎも。気のせいかと思いそのまま走り続けていたそうですが、明らかに脚全体がたくましくなってしまい、以前の写真と見比べてもハッキリと太くなっているのがわかるくらいになってしまったそうです。

せっかく身体を引き締めたくて走り始めたのに、これでは笑えません。でもこういう女性は意外と多くて、運動すればするだけ下半身がどんどん隆々になっていくというのでしょうか。あなたの周りにもいませんか?何かしらのスポーツをやっていて、上半身は華奢だけど、下だけやけにたくましさが目立つという方。

下半身だけ太くなる理由

なぜ下半身だけ太くなってしまうのか?こういった方は「体幹と脚の筋肉が連動していない」ケースが非常に多いです。間にある体幹は経由させず手足だけ一生懸命振っているようなイメージ。たとえば黒人のモデル・マラソンランナーは下半身がスラッとしていて、とても同じ人間には見えなかったりするじゃないですか?どうしてあそこまで細く引き締めることができるかというと、体幹側から手足をコントロールできている、体幹で脚を振っているからなのです。

一方、日本人は古来より下半身でバランスを取ってきた人種とも言えます。歌舞伎、日本舞踊といった伝統芸能はまさにその代表格で、重心を低く、どっしりと腰を据えて姿勢を構えます。そういう身体の使い方が元々刷り込まれていると言ってもいいかもしれません。

脚を細くする「用途」を肉体へ与える

では、生まれつきそういった身体のクセを持っていたら脚を細くすることはできないのか?いいえ、そんなことはありません。本来は人も動物の一種であって、生活環境もそうだし、身体を動かす際の「用途」が変われば、その「用途」に合わせた肉体(体型)へと進化・成長します。つまり「動きながら脚を細くする」ような用途を身体に与えてあげれば良いのです。

...と、言葉では簡単に言っちゃいますが、みなさんなかなかこれが上手くできない。Cさんも最初は「体幹と脚を繋ぐ」「体幹で脚を振る」という意味が、頭ではもちろん身体でもまったく理解できませんでした。ずいぶんと長い間「脚を太くする用途」を身体に与え続けていたのですから当然かもしれません。

太ももが細くなる方向に股関節を動かす

Cさんへ対してまず取り組んだのは股関節の向き・動きの改善。股関節は本来いろんな方向に動くのですが、太ももが太い方は特有の方向へ股関節がねじれて、一定の範囲に固定されてしまいます。一度ねじれてしまうと、体幹の筋力低下、重力の影響でどんどん太くなる方向へねじれていきます。自分自身でそういうつもりはないのだけれど、これは脚が太くなる用途を身体に与えているのと一緒で、この状態で運動すると、お尻・太もも・ふくらはぎは間違いなく太くなりやすいです。

では、360度あらゆる方向へ動くようにストレッチすれば良いのかというと、そんな簡単な話でもない。「柔らかくすれば」=「細くなる」ってイコールで結びたいけど、それは全ての人に通用する法則ではありません。なにごともメリハリが大切で、股関節も「脚を細くするのはココ!」という範囲・動かし方があり、それは人によって微妙に変わってきます。

体幹で脚を振るとこうなる

Cさんは「ココ!」というポイントを動かし続けて2週間。体幹と脚が繋がってくるのを実感し始め、そこからは施術を重ねながら、実際に走る際の脚の振り方や、脚を細くするために必要な動きを宿題としてやっていただき、細かいフォームづくりに着手していきました。

体幹で脚を振れるようになった相乗効果として、汗をかく量も増えてきたCさん。そうなると新陳代謝も高まり、お肌もみずみずしくなりますよね。新たにつくりあげたランニングフォームをすっかり自分のものにした結果、ガッチリたくましかった太ももは最初と比べて見るからに細くなってきました。「そうそう、こんな脚になりたかったんです!」とCさん。こうなると「もっともっとキレイになりたい」と欲が出てくるのも女性ならではで、Cさんはさらに女性らしいボディラインへと進化すべく、施術と皇居ランの両輪で肉体改造中です。

ボディデザイナー よしかわ

略歴 1977年 宮崎生まれ 2003年~川崎・福岡・名古屋・東京にて整体・リンパドレナージュ・骨格調整・スポーツマッサージを行う 2007年~女性専門ボディデザインスタジオにて10年間、働く女性・主婦・学生・モデル・ダンサー・スポーツ選手に、体型やパフォーマンスを向上...