運動嫌いな腰痛持ちさんを整体ボディメイク

慢性的な腰痛持ちだったYさんを担当し始めて数年が経ちます。当初は右股関節・お尻から腰にかけての部分がズシンと重たく鈍い痛みを感じるということで、特に中腰の姿勢になると痛みが強くなるため、整体施術で定期的にほぐすところからスタートしました。

みなさん肩こりだったり、腰痛だったり、日常で何かしらの痛みを抱えている人が多いと思います。むしろ痛み、ストレスを感じていない人が少数というか。そんなしんどさをどうにかしたくてマッサージや整体を受けに行かれると思うのですが、キツいところだけ揉みほぐして「ハイ終わり!」では、なかなか症状が改善することはないし、同じことの繰り返しだったりします。

強く押されると「効いてる」気がする

Yさんも最初は同じような状況でした。マッサージに関しても強くほぐされることに慣れているので「強く押されることが正解」とし、強く押してくれる治療院を求めてさまよっていた時期もあったそうです。

ただYさんと私で当初から方針として決めていたのは、本人がツラい部分(伸縮性を失った筋肉)を施術でほぐして楽にしながらも、痛みの原因を生んでいる部分(本来積極的に動いているべきなのに動いていない筋肉)は少しずつ動かして育てていこうということでした。

マッサージを受けることが好きな人は、動いてカラダをつくる・動いてカラダを楽にすることが嫌い、苦手な人も多くて、Yさんも最初はそうでした。元々運動は苦手だし、自分から運動する気になれない。だからこそ鬼のようにマッサージに通い、強く押されないと満足できないカラダになっていたわけですが…。

筋肉がこっているとインナーマッスルも動かしづらい

私もこり固まったカラダで動くのはたしかに非効率的だと考えています。なので、Yさんはまず整体施術で身体をほぐすことに集中し、滞りなくほぐれるようになった時期を見計らって「自宅で5分だけ」動いてもらうようにしました。

「たった5分?」と思われるかもしれませんが、弱点・方針がハッキリしている上での5分は大きいです。背骨を支えるインナーマッスルが全くと言っていいほど機能していなかったYさんには、その使いグセを身体に覚えてもらうところから取り組んでいきました。

通うペースは週1でしたが、根気強く取り組んでいくうちに4週目くらいから「インナーマッスルの使いグセ」がなんとなく理解できるようになり、それからは普段のウォーキングでインナーマッスルを使えるよう課題・宿題へ取り組んでいただき、インナーマッスルを使う歩きグセを練習して身体に叩きこみました。

マッサージや整体・エステを受けてカラダを楽にすることを私は否定しません。むしろ自分の気づかない個所をプロの目で捉えて要点をほぐしてもらえるメリットは大きいです。ただいくら他人にほぐしてもらっても、あなたに不足している筋肉が筋力UPすることはありません。長所・短所を知った上で有効活用していきたいですね。

ボディデザイナー よしかわ

略歴 1977年 宮崎生まれ 2003年~川崎・福岡・名古屋・東京にて整体・リンパドレナージュ・骨格調整・スポーツマッサージを行う 2007年~女性専門ボディデザインスタジオにて10年間、働く女性・主婦・学生・モデル・ダンサー・スポーツ選手に、体型やパフォーマンスを向上...